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通販サイト楽天では、豊富な高級皮革アイテムを取り揃えています。ここでは、皮革に付いての基礎知識、楽天で購入可能な革製品についてご紹介します。

皮革（ひかく）の基礎知識

「皮」と「革」って何が違うの？

「皮」と「革」は読み方としては同じですが、それぞれの意味は異なります。まず、皮の意味ですが、皮は動物の体から剥ぎ取ったままの状態の事を指しています。しかし、そのままの状態では当然腐ってしまったり皮が劣化してしまったりしますよね。そこで、その皮が腐らないように鞣し(なめし)加工と言う加工を施す事で、皮の腐敗を防止して強くしなやかな皮に仕上げます。その鞣し加工された物が「革」になります。つまり、鞣し加工された物を革、加工されていないままの状態の物が皮になります。

鞣し（なめし）加工って何？

皮の鞣しの加工の工程では、動物性脂肪を取り除いて腐敗を防ぎ、皮のタンパク質を変性させて耐久性や可塑性を強くしています。また、皮を柔らかくする為の加工で油脂を加えて鞣していきます。こうして皮に鞣し加工を施し終えた物は、更に仕上げ加工をされて様々な革へと表情を変えていきます。

［鞣し方の種類］

タンニン鞣し: タンニン鞣しとは、タンニンを含んでいる植物を用いて加工が行われます。主に鞣しに使用されているタンニンには、南アフリカ産のミモザから抽出されたワットルエキス、南米のケブラチヨから抽出したケブラチョエキス、欧州のチェスナットから抽出したチェスナットエキスが挙げられます。これらのタンニンを単独使用する事もあれば、タンニンを混合させて、それで鞣しを行う事もあります。鞣し加工された革と言うのは、革の伸縮性が小さくなり堅くなっているので、ケース、鞄、靴と言った革製品に多く使用されます。
クロム鞣し: クロムなめしとは、金属鞣し加工の一つです。革を鞣す際に使用する鞣し剤には、塩基性硫酸クロム塩が使用されおり、この方法が最もポピュラーなクロム鞣しです。クロム鞣しを施す事で、革に柔軟性が生まれて収縮性があります。その他にも、耐熱性があるので靴の甲革、袋物、服飾用等、革が活躍する範囲が広い事が挙げられます。タンニン鞣しの革と比較すると鞣し剤の結合量が少ないので、革が軽くて吸湿性が高くなっています。
混合鞣し: 混合鞣しは、鞣し剤を２種、或いは、それ以上の複数併用によって鞣した加工の事です。例えば、クロム鞣しを行った後に、今度はタンニン鞣しを施す事で、単独の鞣し加工では仕上げる事ができない、鞣しの表情を引き出す事ができると言うメリットがあります。最近では、多様なタイプの革製品を求めるニーズに合わせて、混合鞣しの処方が増してきています。

安い皮革と高い皮革の違いって何？

安い革と高い革の違いは、革自体の品質や加工に違いがあります。基本的に安い革と言うのは、安い皮を使用して安い鞣し加工で仕上られています。例えば、安い皮と言うのは傷やシミのある皮が使用されている事が多く、そのまま使用する事はできないので、皮の表面にある傷やシミを樹脂や顔料で厚く塗装して隠して仕上げています。なので、皮の保湿クリームの浸透性があまり良くなかったり、経年変化をそこまで楽しむ事ができなかったりしますが、革自体のお手入れは簡単です。
一方、高い革と言うのは皮に傷やシミが無く、素材の本来の持ち味を活かした鞣しになっています。なので、無塗装やアニリン等の薄い塗装で鞣し加工を仕上げていきます。高い革は保湿クリームの浸透性も良く、経年変化も十分に楽しむ事ができます。手入れは最初少し難しく感じる事もあるかも知れませんが、慣れれば問題ありません。

高級皮革の魅力

上品な高級感が漂う

高級皮革製品と言うのは、職人のこだわりが感じられる、一生物のアイテムになる物ばかりです。見た目には高級感が漂い、手間暇を掛けて作られているので、上品な印象を与えてくれます。また、革製品はギフトとしての贈り物にも大変人気があるアイテムで、贈られた相手にとっても喜ばれるアイテムとなっています。特に、鞄や財布等は革製品のアイテムとして人気の高いアイテムです。

唯一無二のアイテム

高級皮革製品と一口に言っても、使用される革の種類は様々なので、例えば、革の生育年数や加工方法によっても革のレパートリーは20～30種類近くあります。それぞれの素材によって経年変化の姿も変わってくるので、その革の変化を一緒に楽しみながら愛用していけると言う点も高級皮革製品の魅力の一つです。また、素材や加工方法が全く同じアイテムであったとしても、愛用している人の環境やお手入れ方法でも、色味や風合い等は全く異なってきます。高級皮革製品は、自分で使い込んでいく事で、次の年には同じ表情の物が存在しない唯一無二の自分だけのアイテムに変わります。

手触りが良い

高級皮革製品は、日常的に手にするアイテムが豊富にあります。職人がアイテム一点一点ごとに丁寧な鞣し加工を施し、使用していく中で革の感触に違和感を覚えさせながら、柔らかな手触りのアイテムに変化していきます。高級皮革製品の触り心地の滑らかさ、心地良さと言うのは、皮革が愛される人気理由の一つと言えます。

高級皮革の種類

カウレザー

皮革製品も中でも最も利用されているのが牛皮です。牛の成育具合によって牛皮に様々な類があり、その一つ一つに特徴があります。主に、靴、鞄、ファッション雑貨、家具等に用いられています。

カーフ: カーフは、生後６ヶ月以内の皮で、キメ細やかで皮が薄い事が特徴です。生産量少なく牛皮で最も高価な部類になります。
ステア: ステアは、生後３ヶ月〜６ヶ月以内に去勢し、生後2年以上経過した雄の皮です。厚みが均一で、牛皮で最も使用されている皮になっています。

※他にも、牛革にはキップ、カウ、ブル等、様々な革の種類があります。

ワニ革

ワニ革は、クロコダイル・アリゲーター・カイマンの3種類に大きく分類する事ができます。ワニを背中から割いて腹部分を使用した「肚（はら）」、腹から割いて背のゴツゴツした部分を使用した「背（せ）」、この2タイプが基本的に皮革として利用されています。

肚は、高級感、色、デザイン、仕上げ方法等、インスピレーションを形にしやすくなっており、世界的にも使用される頻度も高く、ポピュラーなワニ革と言えます。また、背は、ワニ特有のコブのインパクトが大きく、ワイルド感や男らしさを表現する事ができます。

オーストリッチ

オーストリッチは、別名エキゾチックレザーとも言われており、ダチョウの毛穴跡によってできた独特の模様が特徴です。天然の素材の中でも特に希少性が高くなっており、世界中で流通されるオーストリッチアイテムは大体南アフリカ産です。また、なめし技術が発達した事で色鮮やかな発色が可能になり、多くのハイブランドでも現在使用されています。

まとめ

高級皮革アイテムにはそれぞれ特徴があって、一体自分が何を選ぶかで自身のこだわりを表現する事ができます。高級皮革を長年愛用して経年変化を楽しみながら育てていく過程は、余裕のある大人の趣味の一つと言えます。ビジネスシーンでは、スーツや腕時計に限らず鞄、財布、名刺入れと言うように、細部分まで手を行き届かせる事で大人の魅力をアップしていけるポイントにも繋がります。革製品を新調する際には、好みのデザインはもちろん、革製品のそれぞれの魅力の違いにもこだわる事で、自分自身の魅力を演出してみて下さいね。

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